みこのブログ

50歳からのちいさな楽しみ

前世がイタリア修道女のおばさんが作る、節約ワンパン(フライパンひとつ)パスタの贅沢(1)

パスタの研究を始めたのは18歳から。

その頃は、オリーブオイルなんて、都会の街の明治屋に行かないと買えなくて、アルデンテなんか、よくわからず昭和のスパゲッティで満足してました。

さて、年金生活者となった今、安くて美味しいパスタを食するには、おうちに限ると思っている次第です。何といっても安い。

パスタは、もちろん業務用。毎日食べるので。

これで、100グラム当たり、約50円です。その辺のスーパーのうどんより、マルちゃん焼きそばより、ナイス!

今日は、鯖缶。約120円を2日に分けて食べるから、60円。

深めのフライパンに少な目の湯を沸かし、塩はちょっぴりだけ、既定の時間の2分くらい前に、

皿に移しておく。

で、フライパンには、具材を入れて、火を通す。今日は、トマト。

冷蔵庫に残っている野菜と、その他に、うまみの出る、

肉類や、魚、などを一つセレクトするのがコツ。

鯖は臭みがあるけど、

自家製の塩こうじを入れるので、全然気にならない。

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ニンニクは必須だけど、安いときにネットで、ドカッと買って、にんにくのコンフィを作ってあるので、これを入れる。

鯖とトマトのパスタ。塩麹風味。

パセリも安いところで、ドバっと買って冷凍庫に常備しているので、ドカッと使う。

 

ワンパン(フライパンは一つで)で、DANSKの深めの皿が、とても役に立つ。

毎日、冷蔵庫の残り物がパスタになる。

ささやかな、私の贅沢なランチです。

 

さあ、合計はいくらだ。?

店にもし出したら、いくらだ?

 

パスタは、めったなことでは外で食べなくなった。

おうちのが、美味しい。(一人分しか、作らないのがこつ)

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昔はパスタの本に、湯はたっぷり沸かす。

塩は多めに、と書いてあって昔は規定とおりに作っていた。

 

だけどさ、たっぷりの湯を沸かすなんてもったいない。

少なくても、なんとかなるのよね。

半分に折れば、即解決。

くっつかないように、初めは愛情をこめて。

 

毎日が違う味だから、全然飽きないです。

 

最近、あちこちで、ワンパンのパスタの作り方が紹介されてますが、

 

ミーンな同じこと考えてんだなアと、嬉しくなりました。

 

安い材料で、美味しく作るのは、業務用食材をうまく取り入れるのがよいのだと思います。コストコとか、行きたいけど遠すぎるし。健康的な食材を取り寄せするのが、これからの高齢者の生き方かもしれない。

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さあ、明日はなににしようかな?

 

トラウマ 猫と鳥 だから鶏肉が食べられない(1)

お題「人生で一番古い記憶」

自分の人生で、まったく一番古い記憶は、とても嫌な記憶です。

私は幸せなこども時代を過ごしていました。

おばあさん、おじさん(障害者でした)、おとうさん、おかあさん、私、(妹?)

 

「らもう」の大きな木の下で、ゆったりとした昼下がり、小さな庭に小さな鳥かごをだして、眺めていました。

木の椅子の上に、カナリアの入った鳥かごをおいて、涼んでいたその日の光景は、今でも、そのオレンジ色の鳥の色と共に、記憶にあります。

 

どこかしらから、野良猫が庭に入ってきました。

 

この先の、想像がつきますか?

 

この残酷なシーンを、間のあたりにしたのは、3歳の頃。多分。

 

スローモーションで、記憶に残ってます。でもきっと、一瞬の出来事。

 

猫が、鳥かごを倒し、中にはいっている鳥を、、、、、、

 

今の飼い猫は、ネズミも捕らないそうですし、高級なフードを食べておられるので、昔の猫のような、野性的な行動はとらないかもしれませんね。

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それ以来猫が苦手。鳥も苦手。

 

生き物が全部苦手。

 

幼いときに、この野性的行動を目にして、生と死、を感じてしまったためか、動いているすべてが苦手。昆虫もダメ。

 

私が、そうなので、子どもも生き物に接する機会が少なかったのかもしれません。

 

新築の今の家に引越したとき、網戸がまだ設置されていなかったので、窓を開け放していたら、セミが入ってきました。

 

家族三人、大絶叫で、恐怖におびえたのでした。

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その後、どうしたか、覚えてないけど、家の中を飛び回るセミに、半狂乱だった。

 

だから、もちろん、Gが出没したら、大変な騒ぎ。

となりの空き家に、Gは大繁殖してるらしく、困ったものです。

 

私が苦手だから、猫には当然嫌われている。

a.r10.to猫が苦手な人もいるので、ご自宅に一つ、是非おいてほしい。

 

 

ご自分が猫が好きな場合、すべての方も猫が好きだ、うちの子は可愛い、と思いがちですが、猫が怖いと思っている人もいることを、心のどこかで思い出してほしいのです。

 

集まっているメンバーが、可愛いねえ、と猫を撫でている横で、心の中で震えている人がいるかもしれないのです。

大人になってからは、にっこり笑って、我慢することが増えました。

 

が、10年前に引越してきた新居で、壮絶なる猫との戦いが

起こったのです。

 

次回につづく

 

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年金暮らしの、生活の楽しみ  ちりめん山椒

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年金暮らしとなった今、食べることに執着しています。

安くて美味しいものを食べて暮らしたい。

 

ただ、それだけです。

体に良いもの、美味しいものを求めていくと、外食をしなくなりました。

食べ飽きたといったほうがよいでしょうか。

これと、これが原料で、と考えると、やっぱり外食は人件費と、場所代にお金がかかってます。

 

今の世の中、取り寄せが一番。

昔は築地場外に行って、シラスの箱買いをしてましたが、もう行く気力もなく、冷凍で家まで届けてくれるのが一番。

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しらすは、箱買いに限ります。

その、自分の考えの発端になったのは、丸元淑生さんの新家庭料理という本です。

この本はとても役に立ちます。

もう遥か昔の話で、今はパソコンでたくさん検索できるけど、昔はこういった暮らしの設計の本はとても役に立ちました。

しらすさえあれば、大丈夫。

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タイも、マグロも、みんなお魚は美味しいけど、冷凍庫にしらすがあれば、なんでも作れます。

 

この季節、思い立ってたくさん山椒を仕入れて冷凍しておきました。不揃いです、きちんと枝とってないけど、大丈夫。料亭ではない。

 

これさえあれば、一年中、ちりめん山椒が食べれます。

 

 

京都に住んでいるとき、友達がたくさん色々なお店のちりめん山椒を紹介してくれて、ぞっこんほれ込みました。

 

今はデパートで、京都のちりめん山椒を購入できますが、お値段がやはりお高いので、私は手づくりすることにしました。

 

箱で、売っているしらすもピンキリで、安いのは大きいの、小さいの、無選別です。

お店で売るわけでないので、家では無選別でよろし。

 

これを作って、友人宅の手土産にすると、えらい喜ばれます。

 

 

今回は、調味料が薄目。

色々作って、マイベストちりめん、を決めていこうと思います。

 

読んでくれて、えらいおおきに。

すっかり、京都に、京都の思い出に心は飛ぶ。

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 人生において一番衝撃的だった、フランスのお惣菜 タブレ

お題「今まで食べた外国の料理で一番衝撃的、もしくは美味しかったと思うものを教えてください」

私が「美味しいな」と感動するときは、その食べ物の生まれた地で、美味しいものを食べたときです。東京には、たくさんのレストランがあり、素晴らしいシェフも多いですが、そもそもそんな高級なレストランには行けないし、あまり記憶には残らない。

 

南フランスに滞在した時に、美味しい体験をたくさんしたのですが、一番の衝撃は

「タブレ」

そりゃ、なんだ?

と思う人が多いでしょう。

 

クスクス、、、って、とっても楽しい響きのする食べ物があるのです。

クスクス(笑)

アフリカ、中東などで食べられているパスタの一種、本当に本当に小さなものみたいな小麦粉でできた粒なのですが、これを使ったサラダをタブレと言います。

 

これに、キューリ、シブレット、パセリなどを細かく刻み、レモン、酢で味付けしたものです。

私の衝撃は、ここにミントが入っていたのです。

ミントと言えば、はっか、歯磨き粉、チューインガム、、、

そんなイメージですが

 

初めて料理にミントが入っているものを食べました。

でも、庭にあるハーブをつまんで来て、入れてるので香りもよく、なんといってもさわやかなんです。

暑い夏を過ごすのには、最適なのではないでしょうか。

 

パリのお総菜屋さんにもタブレはよく見かけますが、ミントが入っているのは、地域もあるのかしら?一般的なレシピには見かけません。

地域、その家に伝わるレシピは、フランスと言えども様々なのでしょうね。

アフリカ、中東由来のレシピかもしれませんね。

 

何回か、思い出して作ってみたけど、初めは失敗ばかり。

夏になると思い出す料理です。

 

parismag.jp

読みたい本 「見るなの花ざしき」 校長室のお菓子食べたい

昔あったてんがのー、で始まる新潟の民話集です。水沢謙一先生が新潟各地を取材して、「語りばさ」と言われる老女の話をまとめたものです。

昔から伝わる民話は、子どもにはとても面白く、「先生、このお話は、白雪姫やシンデレラのお話にもにてますよ、」とお手紙調で書いた読書感想文はコンクールで1番となった。(50年も前の話です。)

当時小学校低学年だった私は、学校の授業時間中に校長室に呼ばれ、来校された水沢謙一(故人)先生と対面してお話を伺った。この時のことは、まったく覚えていない。

 

おぼえているのは、校長室のソファが黒くて大きくて、

その前にテーブルがあって、

お菓子がのった皿があったこと。

 

あ、、、食べたい。食べていいのか?

私は給食が嫌いだった。

お菓子の方が好きだ。食べたい、、食べていいのか、、、

先生に怒られるだろうか?

先生は隣に座っている。

 

そんなことしか、覚えていない。プレゼントをもらった。

サインが入って、私だけのもの。50年以上ずっと持ち歩いている。

この夜語りを、むかしあったってんがなあ、、と語ってくれる婆さんに、隣にいて夜通し話を聞いていたいと思う時がある。私ももう婆さんなのだが。(笑)

 

さて、その人生で初めてで、そして最後のコンクール1位をとった(大げさな、でもこれしかないんだ、、、他に誇れること)

「見るなの花ざしき」

ネットで、すぐ買える。ただ、、、、表紙がグロい。家に置きたくない絵の表紙だ。

50年近くノスタルジーで、、、ああ、もう一度読みたいと思っていた憧れが消えてしまった。

こどもの頃は、そんなこと感じてなかったのかもしれない。

読みたくても読めない。そんな本です。

野島出版 

人は

見るなと言われると、見たくなり

食べるなと言われると、食べたくなる

そんな生き物です。

ラヴェンダー 小さかったりまがったり

ちいさなラヴェンダー

家にある小さなラヴェンダーは、とっても心を癒してくれます。お店に売っているようなラヴェンダーの花束は、シュっとまっすぐで、花のツキもよく、とても優等生。

 

でも、うちのラヴェンダーは、曲がったり、ちいさかったり。肥料もやらずほったらかしだから、仕方がないのでしょうね。

 

でも、ラヴェンダーはハーブ。ほったらかしでも、育つのではないか?

我が家には何が足りないのだろう。日光かしら?

広い敷地ならば、伸び伸びと育つのかもしれない。

都会の片隅のハーブ、愛情不足かしら。

 

ハーブに、はまったのは、南フランスにホームステイをしてから。

あの光景をみたら、、誰もが憧れる。

 

プロヴァンスがとても注目された時期があった。

今も、憧れの地だけど。

その時に購入した書。手書きの本なので、とても読みにくい。

でもイラストがとてもステキで、こんな絵が描けたらいいなあとずっと思っていた。

料理のレシピが満載。あの頃は、こんな料理の本をたくさん買った。

 

レシピは、誰かにこっそり教わるか、本からヒントをもらっていた。

いまは、懐かしい。

 

ラヴェンダー畑の光景は、今でも脳裏に焼き付いている。

家のラヴェンダーは、毎年だんだん小さくなっていく。

何とか、せねば。

「好き」が大事。つんく さんの言葉に共感した。

好きこそモノの上手なれ

私が、ピアノマンに憧れ、ずっとピアノを弾いてこれたのは、ピアノが好きだったから。親に強制されて練習なんかしたことないです。先生に怒られた記憶もない。

コンクールもなかったし、グレードなんか、気にしなかった。

 

両親は、演歌や民謡を時々歌うくらいの家でしたので、クラシック音楽などは全くわからず、楽器店の人に勧められるまま、はあ、はあ、楽器のローンを払っていた。

好きということは、一番大事。

先ほど、つんくさんのブログで、こんな一説を見つけた。

凡人こそ「好き」を追求しよう

そんな僕なりに、凡人に大事な部分を考えました。結論は「下手の横好き」とか「好きこそものの上手なれ」です。とにかく「好き」に拘りました。好きなことなら、苦痛を感じることなく、誰でも続けられます。

ピアノだけでなく、自分のこだわること、好きなことを追っていくことで、そのうちにその道の専門家になれる。

そういう、ひとつ自分に自信を持てることを、ひとつは持っていると新しい仲間も増えるし、老後の楽しみも増える。

 

私が教えていた生徒が、とても練習してくるまじめな子で、小学3年生でソナチネまで弾けてよしよし順調と思っていたら、ある日、こんな曲は嫌いと泣き出した。

ピアノの定番の、ブルグミューラーも、こんな曲は嫌だと、もうやらない宣言。

 

自分の好きな、歌の曲や、ジブリの曲などを、自分でどんどん弾いていいから、と好きなようにさせてました。ただバーナムという、ピアノの練習曲だけはきちんとさせていました。

その一方で、あなたは手が大きくしっかりしてるから、ベートーベンの曲は合うとおもうよーと、ずっと横からささやき続け。

するとある日、私はベートーヴェンの月光を弾きたい

と言ってきました。

 

名探偵コナンの中で、流れてくるそうで。元の曲は無理なので、簡単にアレンジした曲を弾いてました。

その後は、エリーゼのために、を練習はじめました。1年かかるかと思ったけど、3か月でほぼ形になってきました。

 

好きで始めるものは、なんとかなるのですね。

エリーゼのためには、あこがれの曲

 

彼女は、ラ・カンパネラを弾きたいと言ってます。

漁師のおじさまが、挑戦した、あの曲ですね。

そのうちになんとかなるのでは、

ないかと思ってます。